ランシーン、昔々の不祥事
ランシーンが5年前に起こした不詳事のいきさつ。
ここでまずランシーンの経歴について紹介。
(通勤途中のランシーン心の声)
ランシーン、年齢不詳。生年月日不明、（一応）ブルックリン生まれ。
レジェンズウォー終戦後は神と呼ばれハーバード大学に推薦入学―――――。
その後、DWCに復帰し今に至る。
大学時代はワンダーフォーゲル愛好会に所属。
成り行きで現在の内縁の妻、シュウと同棲―――――．．。
5年後、シロンと同棲。
妻に恵まれ、二人も妻が。
時代はまさに不景気のまっただ中―― 裏での操りこそ美徳とされていた時代。
産業スパイと会社経営に情熱のすべてをかたむけ。
ブルックリンに大きい庭付き一戸建てをシュウに貢ぎ、一国一城の主として家庭に仕事にと日々理想を目指し、突き進んできた。
その私がだっ!!!
なんで私があんないい加減な男に．．．．．。あのシロンのような不良ドラゴンになめられなければいけないのですかっ!!
あんなクズにっ!!
全く最近家でも会社でもロクな事がありません!!
え〜〜〜〜〜い!!
電車の中でソックスを履き替えるのはやめなさい!!
おまえだ、おまえ!!そこの女子高生〜〜〜〜っ
貴方もヘッドフォンステレオの音がうるさいんですよ!!
なんだっ!?そのシャカシャカって音はぁ〜〜〜〜〜っ!!
おいっ!!おまえ!!電車の中で携帯で話すんじゃありませんっ!!
この非常識新人類っ!! おまえだよ おまえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
嗚呼．．．．この不条理な世の中で私にとって唯一潤いと呼べるのはこの瞬間だけです．．．．．．。
6時52分ブルックリン始発の3両目2番ドアの前に立つ。この大人しいOL風のお嬢さんだけが．．．．．。
私のっ!!一年間、この柔らかであたたかな桃尻だけが。
私の安らぎでした。
う〜〜〜〜ん、この柔らかさが．．．．．きっとこの娘も淋しいのだろうだからこそ毎日同じ電車に乗ってくるのです．．．．。
イヤッ! もしかしたら心のどこかで私を待って．．．．．．。
その時だった ランシーンは不意に誰かに手を捕まれた。
40代前半くらいのおばさんが黒い手帳を見せながら、
「なにしてるんですか!?見てましたよ 今この女性のお尻．．．さわっていたでしょ!?」
『いいいいいいいいいいいがかりですっ、私は、そそそんなコト．．．．．』
「警察です、被害者から頼まれてさっきからあなたをマークしてました。次の駅で降りて下さい」
『ちょちょ、ちょっと待って下さい! ちち 違います わ 私は!! ち、ちょっとはなしてください!本当に違うんです!』
「逃げれませんよ 現行犯ですからね」
『そそ、そんな〜。ちち、違うんです〜〜〜〜っ!』
数日後
ある写真週刊誌マンデーにスクープされた。
見出しは、
「有名企業の社長 おそまつ痴漢で逮捕!!!」
マンデーは実名報道します。一年間ずっと!?
「もしかしたらあの人もずっと私のことを．．!?」
そう思って一年間、毎日同じ電車の中で一人の女性のお尻を触り続けた男がいる。
ある有名大会社 （裏の）社長 ランシーン(年齢不詳)である。
彼は毎朝ブルックリン始発6時52分の電車の3両目二番ドアの手すりの前で新宿のMデパート勤務のOL．Aさん(22)にすりより、
まるで朝の日課のようにAさんのお尻を触り続けていた。
あまりにも毎日のことなので最初は嫌がっていただけだったAさんもとうとう鉄道警察隊に泣きつき
このストーカー痴漢竜もようやく御用になったのである。
有名なエロドラゴン!?
「ええ、目つきがイヤらしいってゆうんですか?コピーとかを持っていくと、まず太股のあたりから目が行くんです。
それをわざと落としたりして、拾わせたりして今度はムネの谷間に目が行ってたりするんですよ。」
(部下 Cさん)
「キャバクラとか好きでしたねー。あ、一度なんかイメクラでブルマの娘とか指名してましたねー。全く好き者ってゆーか(笑)」
(部下 F氏)
会社での評判は、『イヤラシイ』『スケベ』『好き者』『ヘンタイ』などおおよそ社長にはふさわしくないものばかりだ。
関係者の話によるとそのイメージを作ったのが「社員旅行」
「いやぁ スゴイもんでしたよ。酔ったふりして女湯に入ったり、女子社員を芸者よばわりしてワカメ酒をやらせようとしたり、
罰ゲームだとか言って女体盛りまでさせようとするんですよ?
あげくの果てには皿の上にアレを盛って『はいっ!ソーセージ♪』など言って喜んでましたからねー(笑)」
まったくもって食欲をなくす話である。
「去年なんてもっとすごかったですよ? 宴会場行ったらいきなりバニーガールの恰好してましたからねぇ。
しかもタマだけはみ出してたりとかして．．．．．」
酔うと手がつけられないようである。
「ランシーンさんですか?スゴイですよあの人は。ま、うちではボトルはいつも安いV．Oしか入れないんですけどね(笑)
もうホステスの胸なんて挨拶みたいに揉みますから(笑) ま、いつもバイトの娘からは『エロトカゲ』って呼ばれてました。」
(某スナックオーナー)
なる程．．．これなら一年間痴漢してたのもうなずける(笑)
こんな事を報道されたのだから会社に入られない退陣。
家庭ではシロンには殴られるし、シュウは
「もうやだっ こんな生活耐えられない、どーしてくれるんだよォ俺なんかハズカシくて外にもでれないんだよ!?
ねぇ なんとか言えよ エロドラゴンーーーーーーーっ」
って泣くしグリードーは
「何だよわるっちょのくせに．．．．．．．．色気づいちゃって．．．．．みっともないお前なんか死ねばいいんだよ
死ねば死ねば死ねば死ねば死ねば死ねば死ねば死ねば〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」
ランシーンは精神的ショックに耐えきれず、性異常者とゆう新しい人格が形成されていった。哀れバカ社長